ルカイリ小説


□さようなら
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仲間が集まっていた広場には、もう2人しか残っていなかった。赤毛の少女イリアは、空を見上げて別れを告げる。
「さてと・・・あたしも村を立て直さなきゃ。」
「うん・・・」
「そして学校を作らないとね!」
「うん・・・そうだね。」
「も〜、そんなにしょんぼりしないの!また旅をするんだったらあたしをさそってよ!一緒に旅してあげるからさ!」
「うん・・・・でも」

ルカは悲しげに彼女の瞳に直視した。
「僕は・・・もうちょっとここにいて欲しいな・・・」
「え」
「せっかくめぐり合えたんだもの・・・これは前世の縁なんかじゃない・・・きっと運命だったんだよ・・・」
「///何を言ってるの」
「だから―」

ルカはイリアの手を握り締めた。
「ここにいて欲しい。」

イリアは別れの涙を飲み込みながらルカに吠えた。

「バカ!バカ!バカ!おたんこルカのバカ!!」
「そうかもね・・・僕、バカだから、もうちょっとバカな事していい?」
「ちょ//・・・ちょっとぉ!」

ルカはイリアを抱きしめた。彼女の背中は柔らかく、暖かいものだった。

「・・・・ルカ。」
「もうちょっとこのままでいい?」
「うん・・・いいよ。」

イリアは自分の首に巻いていたスカーフを解いて、ルカの腕に巻いた。
「これは・・・」
「はい!あたしの大切なスカーフ貸してあげる!大切なものだから、あんたが直接会って返してよね!」
「え・・・それって・・・」

それは不器用な彼女が伝える会う約束。それだけ言うと、イリアはレグヌムから手を振って見えなくなった。

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この2人はですね・・・モロにキスさせると変なので、抱きしめたり、ほのぼのなちゅvvぐらいが一番萌えるかな?
以上管理人:ゆうのすけのコメントでした。

これからもよろしくおねがいします。

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