セイントビースト☆ショートストーリー

□朱雀のレイ
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『SWEET TIME』
               
甘い香り…ホイップクリームを混ぜる。
私は、大好きなケーキを大好きなレイと作ってます。
               
『ねぇ〜レイ、クリームこれくらいかな?』
『見せてください…う〜ん、もう少しですかね?』
『分かった…腕痛いよ』
『仕方ないですね、代わりますよ』
『ありがとう』
私とレイは、にっこり微笑むとクリームの入ったボールを渡した。
               
『でも…レイとケーキを作るの楽しいね』
『本当ですね、いつもなら僕だけが料理していますが…あなたと一緒だと楽しいですね』
『あっ…もういいんじゃない?』
『じゃあ…デコレーションしましょうか?』

焼きあがったスポンジに、クリームを塗っていく。
『わぁ〜美味しそう』
『イチゴでいいですか?』
『うん』
そして、一番上にイチゴをのせた。               
『出来た
『待ってください』
そう言うとレイは、私からクリームの入った搾り袋を奪うと、花の模様を作り、飴で作ったレースみたいなのをのせた。
『わぁ〜レイ、すごい』
『任せてください』
『じゃあ…出来上がりね』
『ですね』
               
『あっ…』
『どうかした?私の顔じっと見て』
『クリーム、着いてますよ』
『えっどこ?』
私は、慌ててクリームを取ろうとする。
               
『ここですよ』
私の鼻の頭に着いていたクリームをキスして舐めとった。
『レイ…///…』
『うん美味しい』
そう言ってレイは、少しイタズラそうに笑った。
 

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