Book D.G
□ティキアレ/微裏
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ラ「アーレンッ」
背後からラビが飛びつく
ア「わあぁっ!!」
ラ「アレンびびり過ぎさぁ♪」
ア「もぅ…脅かさないでくださいよラビ」
小さな溜め息
ラ「ハハッごめんごめん」
ア「で、何の用ですか?」
迷惑そうにラビを見る
ラ「そうそ…ぅ…」
コ『アレン・ウォーカーあぁ!!!!』
けたたましくホーム中に放送が鳴り響く
コ『10秒以内に室長室に来なさい。早くしないと君の…ケケケケケケケ♪♪』
コムイが意地悪く笑う
ア「行きますっ!行きますから何もしないで下さいぃー」
猛スピードで走り去るアレン
ラ「楽しそうさぁー」
バンッ
ア「失礼しますっっ」
勢いよくドアを開け、アレンが室長室に入ってくる
コ「ジャスト10秒♪
待ちくたびれたよアレンくぅ〜ん」
椅子に座って回りながらコムイが甘ったれた声を出す
ア「…………。」
冷たい視線をコムイに向ける
コ「それでわ本題に入ろう。今日君を呼び出したのは他でもない、ノアの事だ」
一気に空気が張りつめる
コ「最近頻繁に変死体が見つかってるんだ。それも外傷がなく、心臓だけ丸々取り出されているんだよ」
ア「心臓だけ!?まさか…」
コ「あぁ。おそらくノアの一族…ティキ・ミックの仕業だろう」
ア「ノア…」
悔しそうにうつむくアレン
コ「そこで君にノアが人に危害を加えるのを阻止してほしい。あいにく神田くんは違う任務だし、ラビの武器は修理中でまだ時間がかかりそうだ」
ア「でわ…僕一人で?」
コ「そうゆうことになる。
かなり危険な任務だが…
引き受けてくれるかい?」
ア「はい。全力で阻止します!!」
コ「よろしく頼んだよ。
場所は中国だいたいの位置はティムに案内してもらうといい」
ア「行ってきます」
コ「いってらっしゃい…気を付けるんだよ」
ーin 中国ー
ア「ここが中国ですか…」
周りに和風の屋敷が立ち並んでいる
ガブッ
ティムがアレンの耳に噛みつく
ア「痛いですよティムキャンピー;」
ティムはアレンの耳に噛みついたまま前に進もうとする
ア「待ってください;。まず今日の宿をとっとかないと…」
アレンは目の前にあるボロ宿を見上げる
宿屋「すみません。こんな古い所ですがゆっくりしていってください」
ア「ありがとうございます」