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□POP STAR
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久しぶりに一人で過ごす夜。
ちょっと前まで当たり前のことだったのに

こんなにも
すごく

君が足りない‥


やることと言えば、テレビを眺める事かメールの確認くらいしか無くて

無意識に携帯に手を伸ばすと、ちょうど着信画面の表示。

《着信:涼平》



*POP STAR*



「もしもし涼平くん?」
「はぁ―い葵くん☆今、大丈夫?」
「うん、大丈夫だけど。」
「なら良かった―。じゃあ、窓開けてみて下さい☆」


電話の向こうでは涼平くんの楽しそうな声。
彼が一体何をしたいのか判らないけれど、言われるままに部屋の窓を開ける。


「窓、開けたよ?」
「本当?星スゴくきれいじゃない?‥見えてる?」
「うん見えるよ。ホント、きれいだね。」


晴れていて雲一つ無く、珍しく星が鮮明に輝いて見える。
確かに本当に綺麗なんだけど‥‥

寒がりなのか、単に歳なのか
俺には秋の夜風が結構キツいんですけど(泣)

「りょ‥涼平くん」
「ん、何?どしたの??」
「ちょっと寒いん‥ですけど‥(泣)」
「うん、まぁね(笑)」
「窓‥閉めても良いですか?」
「え!?待って待って!!閉めないで!」
「え‥‥?」




*
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