金色の楽譜

□そのままで(月森×日野)
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「どした、又浮かない顔して」
土浦君はいつも私の些細な変化に気付いてくれる

土浦君が相手だったらきっといつも私の事を気にかけてくれるんだろうな…
そんな事を一瞬考えてしまった

「ん?どした?日野」
「ううん、何でも…。土浦君の彼女になる人羨ましいなって思って」
「はぁ?何言ってんの」
急な話の展開について来れない土浦君
「日野、お前好きな奴でも居るのか?」
真剣な目で聞いてくる土浦君
瞬間、月森くんの顔が浮かんで
恥ずかしくて頬が赤くなるのが自分でもわかる
「///えっうん。一応は」

「そっか、それでこの頃浮かない顔してんのか」
「そんなに浮かない顔してた?」
自分ではわからなかったけど流石土浦君
とても気のつく人なんだ
なんて思ってたら

「まさか月森じゃないよな」
ボソッと土浦君らしくない発言
当たりなだけに返答に困って
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