愛しき人へ
□君
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君はあの頃と変わらないね
どこか陰のある素顔と
華が咲いたような笑顔
僕は君の全てを華に変えてあげたかった
それが無謀なことだって知っていたけど
きっと君は
人一倍悲しい思いをしているんだね
だからまたその分優しいのかもしれない
だけどたまには
人に頼ったり声だして泣いていいんだよ
もしその場所がないなら
僕がなんでも聞いてあげるから
だからそんな悲しい顔はしないで
影の顔なんて創ってはいけない
辛いときはおいで
僕がいつか君を華に
本物の華に変えてあげるから