=学校&友達詩=
□授業中
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今日は空がきれいだったから
ずっと見ていたんだ
先生の話なんてどうでもいいから
今だけのこの空を見ていたくて
必然的に淡い青と雲
空はどこまでも続いてそれは広くて
心まで包み込んでしまいそう
空は人の心に似ていて
たとえば予報はずれの雨が憎くて
たとえば雨上がりの虹を見たら嬉しくて
空はたくさんの感情をくれる
もしもこの世界に空がなかったら
笑顔も果ててしまうだろう
僕等が笑っていられるのは
空が必ず晴れることを知っているから
裏切らないとわかっているから
つまらない言葉も空がくれたものと考える
昼下がりの授業中