04/18の日記

15:33
サンジとゾロ
---------------
R15くらいです…苦手な方はリターンぷりーず(><)












トマト





あたたかく、気候も安定した航海。
甲板でビュッフェ形式にしたランチを終え、食後のデザートも種類豊富に揃えられていたため、皆が楽しんだ。

それぞれが寛ぎ始めた午後、ロビンはチョッパーに漢字を教えていた。


「トマトを漢字で書くと…蕃茄、西紅柿、赤茄子…」

(…アカナス…)


二人の近くでうたた寝していたゾロにその一言が聞こえ、頭には昨夜の出来事が広がっていった。


「ゾロ、もう無理だって…」

「…まだできる…」


サンジの上に乗ったまま、かぷ、と肩を甘噛みした。
色白なせいもありすぐに赤い痕が残る。
上気した肌はいつもより赤みを増し、冷たい指先すら熱くなった。
それらを確かめるように見たり撫でたりすれば、余計に。


「………」


ゾロはむくりと起き上がり、ラウンジへと向かった。

ラウンジのテーブルに座り、ぼんやりしているサンジに話し掛けた。


「アカナスって知ってるか」

「食材のことか?それなら知ってるが」


「ふーん」


実際特に興味があったわけではないので、適当に返事を返してサンジの隣に座った。


「…お前眠いんじゃないの」

「眠い」

「だろうよ…誰かさんが張り切っちゃったから気付いたら日のぼってたからな」

「…お前だってたまにやるだろ」


お互いに眠い二人はダラダラと言葉を交わし、ゾロは甘えるようにサンジの肩に頬を寄せた。
ちょうど昨夜噛んだところだ。


「なした?珍しいじゃん」

クスッと小さく笑い、自分の肩に懐いた見た目よりふわふわな頭を撫でる。


「ヤりてぇ」

「…………」


撫でていた手が思わず止まる。


「いやいやいやいや、ロロノアさんよ、さすがに無理だから、どうしちゃったのよ全く」

「別に…なんかムラムラした」

「うわー…お前が言うとえっろー…」


ゾロはサンジを見上げ、しないのかとジッと見つめる。


「うっ…たく、お前には適わん…ほれ、隣行くぞ」


ぐしゃぐしゃとゾロの頭を撫で回し、少し顔を赤くしたサンジが医務室を指して立ち上がった。


「…アカナス」


ゾロは満足そうに呟いてサンジのあとについていった。





おわり



ゾロサンなのかサンゾロなのかはお好みで!
いやー…基本的に発情ネタが好きです。
うちのゾロはマーキング癖ハンパ無いな…

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ