07/02の日記
23:01
サンゾロ
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シャツ一枚
ナミがシャツだけを羽織っている姿を見て、コックが大興奮しているのを鼻でバカにしたのはわりとつい最近のことだ。
例えば彼女が彼氏のシャツを羽織ったりなどとシャツ一枚だけの良さを懇々と語っていたが、俺にはよくわからなかった。
今までは。
「………」
「れー?パンツ…パンツがねぇ。おい、ゾロ、そっちにねぇか?」
昨夜久しぶりに盛り上がって、衣服を脱ぐのももどかしく、互いに奪い合うかのように放り投げた。
結果、お互いの衣服はあちらこちらに飛び、探すはめになったのだ。
最近の忙しさもあり、珍しく熟睡したのであろうコックは寝呆けているらしく、いつもなら先にパンツを穿くというのに、シャツを羽織っている。
しかも俺のを。
いつも着ている(コック曰くジジシャツ)ではなく、これまた珍しくワイシャツを着ていたために間違えたのだと思う。
コックと俺は同じような体型だが、俺の方が身体の厚みがある。
その分のせいで、コックが羽織ったシャツが俺が着るより幾分丈が長くなっていて、股が見えそうで見えないギリギリのラインを保っている。
それが、なんつーか…
「やっぱねーなー…」
「!!」
屈むんじゃねぇこのアホエロコックが!!
後ろ姿のせいでチラリと見え隠れする股間と尻が目の毒だ。
以前朝から盛ったら朝食の準備があるからと怒られたからもうしねぇと謝ったのはいつだったか。
だがこれは俺は悪くねぇ気がするぞ。
コックだってよくわかんねぇタイミングで盛るし…。
ん、俺は悪くねぇ!
「わぁ!!」
「責任取りやがれ」
事後、ちゃんと起きたサンジに怒られたのは言うまでもないが。
同じようにシャツ一枚羽織って謝ったらすんなり許してくれた。
恐るべきシャツ一枚だ。
END
っていうようなサンゾロ漫画を常々描きたいと思っています(`・ω・´)キリッ
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