詩
□檻籠
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斧を使っても壊れない丈夫な鉄の檻籠に
私は一人で居るの
誰に容れられたのでもなく
己が意志で閉じ籠る
だって
見たくないの
感じたくないの
此の世の嘆きを
知りたくないの
味わいたくないの
醜い感情を
そう、これは私のバリア
苦しまない為の盾なの
お願いだから出さないで
私を此処に居させて
鍵をかけて
出られないようにして
あなただけの物にして
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