詩
□朧
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朧な金色を見て
独りで悲しみを味わう
失ったものが恋しくて
濡れた手をいくら伸ばしても
きっとあの人の香りすら掴めないというのに
嗚呼どうか戻って来て
帰る筈ないあなたを想う
朧になっていくあなたの顔が
あの朧月と重なって
そしてまた私は涙を流す
そしてまたあなたを想う
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