silver

□側にいて
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気付いたら辺りは真っ暗で、目の前の赤い服がやたら目立つ。
いつもなら隣りに居るはずのそいつがやけに遠い。

だって辰馬の隣りには綺麗な女が居たから。



「た、つま…?」
「おぉ、高杉。ばいばい」


いきなりばいばいとは何だろう。
お別れって事か。
あんだけしつこく愛してるとかほざいた癖に……。



「……っ」

目から流れる涙を止めようと試みるが意味を成さず、へたりと座り込んで泣き続けた。








たつま…

 


 
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