silver

ちゅう
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「高杉…ちゅ〜しよ?」
「…調子に乗んなぁぁ!」

ばきぃっと、右頬に拳が入りました。


「後、数cmだったのに…」


痛かったですが、愛の痛みと思って我慢します(痛

「…そんなに嫌かや?」

「嫌だ」
「……」


何も、即答しなくても…。

そっと彼の顔を窺うと、顔が赤くなっていました。

(…ツンデレ)


「高杉〜」

赤くなった顔に手を添えて、顔を上げた彼の額に軽く自分の唇を押し付けた。

「はい、ちゅ〜」

「!!?」


固まってる彼を置いて走り出す。

「なっ…ちょ!待て辰馬ァァ!!!!!」

ぶん殴る!とか、恐ろしい言葉を叫びながら追いかけて来る彼を見て、思わず笑みが零れる。


出来るなら、いつまでも笑っていたい。


でもそれは、貴方とだけ。





 


end


 

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