silver
□ちゅう
1ページ/1ページ
「高杉…ちゅ〜しよ?」
「…調子に乗んなぁぁ!」
ばきぃっと、右頬に拳が入りました。
「後、数cmだったのに…」
痛かったですが、愛の痛みと思って我慢します(痛
「…そんなに嫌かや?」
「嫌だ」
「……」
何も、即答しなくても…。
そっと彼の顔を窺うと、顔が赤くなっていました。
(…ツンデレ)
「高杉〜」
赤くなった顔に手を添えて、顔を上げた彼の額に軽く自分の唇を押し付けた。
「はい、ちゅ〜」
「!!?」
固まってる彼を置いて走り出す。
「なっ…ちょ!待て辰馬ァァ!!!!!」
ぶん殴る!とか、恐ろしい言葉を叫びながら追いかけて来る彼を見て、思わず笑みが零れる。
出来るなら、いつまでも笑っていたい。
でもそれは、貴方とだけ。
end