雷神末裔伝
□幼少時代〜甲賀の里〜
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僕は、自分がどうやって麗に入ったのか、雷神をつかっているのか、
自分はどこで生まれたのか、どうやって幼少時代を生きてきたのか。
実はあまり覚えていない。
紅麗様によると、僕が麗に入ったときは、僕はひどく錯乱した状態で今のような僕とは全く違っていたらしい。
ごくおぼろげな記憶なのだけれど、その記憶。僕の生い立ち。
思い出せるだけ、ここに記しておこうと思う。
いつかちゃんと、思い出せる日がくるときのために。
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