短編小説
□噛み殺す
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シュタッ
「雲雀くーんvV」
ここは応接室…いつもの如く骸は窓からやってきた
「おやおや…」
雲雀はソファにいたが、スースーと規則正しい寝息を立て気持ち良さそうに寝ていた。
「…クフッ…雲雀君…」
骸は雲雀の隣まで来ると顔を近付け囁くように
「無防備ですね…襲っちゃいますよ?」
『……/』
すると雲雀は一気に耳まで真っ赤になった。
「おきましたか?やはりあなたは耳、弱いですね」
『…うるさいよ//』
胡散臭そうにそう言った雲雀はまだ寝起きでだるい身体を起こし眠そうに目を擦った
「クフフ…寝起きも可愛いですねvV」
『噛み殺そうか?』
「……クフ」
チュッ
『……なっ!!/』
「今日は僕が噛み殺してあげますよ」
青色の悪魔はにこっと笑顔でそう言った。
END