〜Novel〜

□diva...
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―綺麗な歌声だな―


あの時、あなたがぽつりと言った一言。


それと同時に思い出すのは傷一つない綺麗な肌に良く似合うシルバーブロンドの髪をなびかせ
思わず見惚れてしまう美しい顔を持つ少年・・・・



「…ニー…マ…イオ…ニー…」


(誰…?私を呼んでるのは…)


「ハーマイオニー!!!」


「へッ!ふぁい!?」

大きな金きり声に驚きハーマイオニーは慌てて顔を上げた。
  

「もう!いつまで寝ているの?そろそろ出番よ!」

そこには眉毛をぴくぴく引きつらせている女性が立っていた。



「マネージャー…」


「しゃきっとして頂戴ね!」


言うとまだ夢心地のハーマイオニーを残し、マネージャーは慌しく部屋を出て行った。


「夢…かあ…。」

(あいつ…私が本当に歌手になってどう思ってるかしら。)
 

ハーマイオニーは再びテーブルに頭を乗せた。


「何とも思ってないはね。きっと。」


ふうとため息をつき、ハーマイオニーは目を閉じた。


(あなたの為に歌ってるのよ。マルフォイ…)


貴方が 

いつでも

私の歌を聴けるようにと… 


    diva...
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