【加害者】
栗原 拓道

【被害者】
増田・後藤

【罪】
二人が一緒に64をやろうと言ったのに、64をすでに破壊していた。

【罪の重さ】
原稿用紙一枚

【内容】
「64破壊の罪」
 僕は四年前、ニンテンド64を壊しました。兄貴とのケンカの武器に使ったからです。
 そのせいで、後藤君、増田君は僕と一緒に「スーパーマリオ64」ができませんでした。あの時の二人の悲しそうな目は今も忘れません。なのに後藤君と増田君はそんな僕を反省文一枚で許してくれました。本当にありがとう。こんな、人を笑顔にするための道具を、人を傷つけるために使った僕を許してくれたのです。僕は三日間自転車でブレーキ禁止の刑を覚悟していました。今後はこの拾われた命を社会福祉に貢献させようと思っています。
 決してこの文章は「世界のヘイポー」みたいなフザケた文章ではありません。
 最後になりますが、後藤君、増田君、こんな犯罪歴がある僕だけど、友達をやめないでね。

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