夢を見るのは乙女の特権??

□拍手集
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「こんな所で何してるの?」

そう尋ねる黒髪のあなた

「何していると思う?」

「僕の邪魔しにきたの?」

そう言って応接室の自分の椅子に座る

「もー幼馴染に冷たいなー!!
雲雀のばかーせっかく誘いに来たのに!」 

そう言って雲雀にチケットを渡す。

「映画見に行こう!」

「君が見たいだけだろ」

「うっ……とととととにかく土曜日行こう!」

「いやっていったら?」



そう言うと本当に悲しい顔になる君


「そしたらあたしもやだって言う」

「…そう」

そう言って、もらったチケットを机に置いた

「…恭弥お願い
これ恭弥と見たいの」

こんな時ばかり下の名前で呼ぶんだね君は

そんな顔して言われたら断れないの知っててかい?

「いーよ」

「ありがとう!!!
恭弥大好き!!」

そう言って笑う君



君だけだよ

僕をこんな気持ちに出来るのは

そして僕を動かせるのも



この世で最も愛している君だけだよ




   
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