宿の子
□悪役パーティ
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エリック
21歳、男、人間
若手の剣士。誰に対しても礼儀正しく、しかしどこか自信に満ち溢れていて、普通にしていれば明朗な好青年に見える。
が、
夢の中に出てきたという聞いたことも無い神様を狂信しており、彼の全ての行動はその神様のお告げによるものらしい。
それもあまり良い神様ではないらしく、定期的に供物として人間や動物の死体を捧げなければ恐ろしい罰が下る(と、エリックは信じ込んでいる)。
首には、神に仕える者の証という赤い石の首飾りを付けているが、その辺で拾ったちょっと色のついた唯の石である。
「皆の道は俺が示します。だから安心して俺についてきて下さい」
「貴方達には供物として貢献していただきます。光栄に、思って下さいね?」
「当然です。俺には偉大な神がついているのですから。・・貴方にもその内分かりますよ」