×旧主小説


□明け方の悪戯
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「・・・・ふぅ・・・」


まだ五時だというのに、人工雪の積もった学校の玄関ぐちで、キラはひとり、クラスの皆を待っていた。
今日は、幼年学校の友達と、クリスマス会。
集合時間は九時なのに、こういうのが大好きなキラは、待ちきれなくて、この時間に来てしまったのだ。



「・・・キラ?」
「ぇ?」

呼ばれて振り向くと、アスランがいた。

「ア、アスラン?・・・何で――」
「キラ、いつも早く来るから、居るかなと思って。」
「・・・」

そういうとアスランは、僕の隣に座った。

「・・・寒いね。」
「・・・ああ。」

何と無く、会話が弾まない。



「・・・キラ、ちょっと、」
「うわっ!?何!?」

アスランが、僕を抱き締めた。


「抱き合ってると暖かいだろ?」

「は?・・・で、でも////」


アスランがの顔が、凄い近いのに、何故か僕は、赤くなった。


「キラ?顔赤くないか?」
「へ!?////・・・そ、んなこと・・・!!・・ないよ?」
「ふ〜ん。」

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