月の詠

□生
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誰もが心の傷隠して
平気な顔して僕の横を通り過ぎていく
立ち止まっている自分が責められているみたいで
心の傷さらけ出してる自分が責められているみたいで
それは錯覚だと
否定できるだけの勇気と自信がなかった
何故人は泣くの?
心から笑うために
何故人は悩むの?
学ぶために
何故人は傷付くの?
生きるために
僕がほしかった先に進むための答え
君がくれたもの



僕は何も訊かずに傍にいるよ
今日泣くことで明日君が笑えるのなら
走り続ける人生に終わりなんてものはなくて
自分の目で見てみたいんだ 移ろいゆくこの世界を
諦めないよ
絶望の先に生きていく意味があるから
きっと辛いよね
夢を追い続けることは
でも知っているよ
独りじゃないこと
君が教えてくれた
今を生きたい
未来は選べるから 変えられるから
運命なんてない




永かった夜がやっと明ける
降り続けた雨があがる
僕を隠してくれるものは何もないけど
傷痕は敗北じゃない
時折痛むこともあるけれど
それもまた僕自身

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