並盛中学 校歌第2番
□パジャマと鍵
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「夢・・?」
『うん・・;そんな夢みてたの・・・』
少し目が覚めた名無しさんは雲雀に促されて雲雀と一緒にベットに入っていた。
名無しさんが話した夢
真っ暗な中に突然化学式が浮かぶ。
その化合物名を思い描けば次々自分を試すようにまた自分に問いかける化学式。
「変な夢だね・・・」
本当に変な夢である。
しかし天才の頭とは一般人には理解出来ないもの・・・
『うーん;おかげで朝から頭痛いーー;』
「昨日は何時に寝たの?」
『・・・・5時・・;』
「朝の?」
コクンと名無しさんは小さく頷く。
そりゃ眠いだろうね・・・
雲雀はサイドテーブルに置かれた専門書に目をやる。
夢の原因になったであろう物理の本。
名無しさん・・。
相変らず寝る前に読む本間違ってるよね・・・
「早く寝ないからだよ・・・」
『だって眠れなかったんだもん・・;』
名無しさんはコツンと雲雀の肩に自分の額を寄せる。
ハァ///と熱い息を吐く。
「色っぽい・・」なんて思う雲雀ではない。
バッと起き上がると名無しさんの額に手をやる。
「名無しさん・・。熱あるよ・・・」
『ふぇ・・?』
なかなか寝起きのふにゃっとした感じが取れないと思ったら名無しさんは熱を出していた。
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