並盛中学 校歌第2番

□かくれんぼking!
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今応接室は賑わっている。


名無しさんの絶叫を聞きつけたツナ達と元々名無しさんに話がありここに来る予定だったリボーンがいた。



「・・・群れすぎだよ。」


『まぁまぁ;・・・で、リボちゃん用って何?』


「名無しさん、お前運動してぇんだろ?」


『Σ!な、なんでリボちゃんまで!!!!!』



真っ赤になる名無しさんを無視してリボーンはツナ達に向き直る。


「って事だからお前ぇ達も協力しろ。」


「クフフ・・。僕もいいんですかね・・。」






「リボーン・・・一体何考えて・・・。」



「なんだ♪坊主、みんなでかくれんぼでもすんのか?」


「この野球バカ!何歳だ!」


「そうだぞ、今からこの校舎使ってかくれんぼだ。」


・・・・・


「「『Σ!えぇーーー!?!!』」」




「いいトレーニングになるぞ。」






訳の分からない一同にリボーンはルール説明を始めた。









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「じゃあ今から2時間、名無しさんが捕まったらそこで終わりだ。名無しさんが逃げ切ったら名無しさんの勝ちだからな。」



『了解♪』




「よし。じゃあ今から10分後にオニが出発だからな、名無しさん、頑張れよ。」



『絶対逃げ切る!!!』




ノリノリの名無しさんはシャキーンと敬礼をすると颯爽と応接室を出て行った。






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[ルール説明]



「簡単だからな。名無しさんは今から一人で逃げる。オニはそれ以外の雲雀、ツナ、獄寺、山本、骸だぞ。名無しさんを捕まえた奴は名無しさんとの一日デートの権利だぞ。」



『えぇ!!私一人なの!?』


「そんなのダメに決まってるでしょ」



雲雀の反対はもちろんデートの所にある。

しかし他の一同はすでに名無しさんのデートを想像してにやけていた。





「それくらいのご褒美がねぇと覇気が出ねぇだろ?嫌なら阻止するなりいち早く名無しさんを捕まえればいい。」



「ちょっと待ってください、アルコバレーノ!!雲雀君が名無しさんを脅して口裏合わせるかも知れません!!」



「その心配は無ぇ。名無しさんには違う褒美がある。・・・名無しさん。」


『うん?』




そうするとリボーンはゴニョゴニョと名無しさんに耳打ちをした。



みるみる内に名無しさんの目が輝いている。




『分かった♪私、絶対勝ぁつぅぅうううう!!!』



何を吹き込まれたのか名無しさんは拳を上げてもう臨戦態勢である。




「・・・名無しさん。何吹き込まれたの?」


と雲雀。


「名無しさん・・・欲しい物があるなら僕がプレゼントしますよ?」


と骸。



詰め寄る二人に名無しさんはブンブンと首を振る。




『絶対言わない!!言ったらご褒美なしなんだって・・・』



ばっと雲雀と骸はリボーンを振り返るとリボーンは知らん顔で口笛を吹いていた。



「・・・分かった。僕が名無しさんを捕まえればいい話だしね」


「そうだぞ」



「いえいえ、僕が名無しさんと堂々とデートします。」




当然火花を散らす二人に他のメンバーも触発された。



「オレも本気だすかな♪」


「野球バカや学校バカに負けるかっ!!!」


「オレも頑張ってみようかな・・・///」






思惑通りに事が運びリボーンはにやっと笑った。



「名無しさんを捕まえてオレが待機する応接室まで連れてきた奴の勝ちだぞ。・・・名無しさん、多少の戦闘はいいからな。」


「「「なっ!!?」」」



『本当!?なら絶対私の勝ち♪』




「ふーん。名無しさん・・・そんな事言うんだ」


「名無しさん・・・僕に勝てるとでも?」







『ヴぅ;・・・だってご褒美欲しいんだもん!!』






幕は切って下ろされた。




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