並盛中学 校歌第2番
□かくれんぼking!
1ページ/8ページ
−−−−−−−−−−−−−−−−
「これも特訓のうちだぞ。」
リボーンの掛け声と銃声で一斉に走る面々。
始まりは放課後の名無しさんの一言だった。
−−−−−−−−−−−−−−−−
『はあぁぁぁ;』
大きな名無しさんの溜息に雲雀は手元を休めて顔を上げる。
「どうしたの?」
『?ああ、ごめんね。』
自分の溜息が雲雀の手を止めてしまった事に気付き謝った。
「いいよ、それで・・どうしたの?」
席をソファーに移動させ名無しさんの隣に腰掛けると優しく聞いた。
『今日ね・・体育でサッカーしたんだけどね。すぐ息あがっちゃって・・・体力落ちたなぁって・・・;』
昔はいくら走っても平気だったのにっと相当ショックを受けた名無しさんはコツンと雲雀の肩にうな垂れた。
『もっと運動して体力付けなきゃ・・・スタミナが無いんだよね・・・』
その一言に雲雀の目は光る。
と同時に名無しさんの視界はぐるりと回った。
『ふぇ!?』
「するんでしょ?」
『何が!?』
「クス・・運動♪」
『Σ!ちょ、違う!!!や//・・こういう厭らしい運動じゃなく・・恭弥!どこ触って・・あ//』
ソファーでもがく名無しさんを簡単に押さえつける雲雀は真っ赤になって目をぎゅっと閉じる名無しさんに愛しげにキスを落とす。
チュ・・
気持ちよさから目を閉じてしまった名無しさんを見て雲雀はキスを続けながら服の上から名無しさんの胸を優しく掬い上げる。
『//ん・・ぅん』
「・・クス♪」
キスをする唇の隙間から洩れる甘い鳴き声に雲雀は興奮を覚えながら手に強弱をつけ始めた。
・・・柔らかいね・・
『あ・//っ・・//』
我慢しようにも出てしまう声に名無しさんはせめてもの抵抗として手を口で抑える。
キスを唇から首筋に移した雲雀はその手さえも許さず片手でまとめると名無しさんの頭の上で固定する。
『やぁ///あぅ・・』
「・・・ん」
抵抗できなくなった名無しさんの首筋に雲雀は赤い花びらを散らせた。
服の上から揉む手も段々激しくなっていく。
!!!
花を散らせる事に夢中になっていると名無しさんの体に緊張が走るのが伝わる。
「名無しさん?」
何が起こったのかと雲雀は顔を上げると名無しさんは顔を真っ赤にしながらドアの方に顔を向けている。
「・・・なにしてるの?」
「クフフ・・こんにちは♪」
骸にこんな名無しさんを見せたくない雲雀はぎゅっと名無しさんを抱きしめながら睨みつける。
「邪魔・・」
「当たり前です。邪魔しに来たんですから・・。」
不適な笑みを浮かべる骸に雲雀はますます怒気を膨らませる。
『む、骸・・・今日はどうしたの・・・?////』
気付くと名無しさんは起き上がり息を落ちつけながら平静を装うとする・・・。
しかしその顔は赤く、妙に艶っぽい。
「///」
そんな名無しさんの色香に骸は僅かに赤くなりながら用件を伝える。
警戒するように雲雀は名無しさんを後ろからぎゅーっと羽交い絞めにする。
「アルコバレーノに用があったんですが・・・名無しさんに会ってからにしようと思いまして・・・。
探していたら廊下を歩いていた女性が絶対にここだと教えてくれたもので・・・」
並盛の方は親切ですね・・・と言いながら骸は笑った。
「名無しさん、運動がしたいならバスケでもしませんか?こんな運動は不純です!!」
『!!い、いつから見てたの!!!!!///』
名無しさんの絶叫が木霊した。
−−−−−−−−−−−−−−−−