黒曜中学 校歌第1番

□時は動き出す
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ママはたまに仕事に行く時に一緒に連れて行ってくれた


知らない男の人達がママに頭を下げている


私は訳もわからずにそれをただ見ているだけだった



どこに行っても楽しくはなかった


周りの大人はみんな優しくしてくれる


でもママはいつも冷たい目で私を見てた



だから優しい人が遊んでくれるっていっても声も出さずに首だけ振って断った



楽しかったのはボンゴレという人が住んでるお屋敷に行く時




ママの顔が少しだけ優しくなっている気がしていたから・・・


そこでリボちゃんと言う友達が出来た




そしてもう一箇所


私にとっては夢のように楽しかった場所がある



そこには笑顔が眩しい子と・・・


静かだけど親切な子と・・・





不思議な瞳の色をした優しい子がいた





だから私はそこに行く事をせがんだ



ママに何かをせがむ事はあまりなかったけどどうしても行きたい





友達の所へ・・・





幼い私がそこがどんな施設で

そこでどんな事が行われていて

そこで友達が辛い思いしているなんて思ってもみなかった



だっていつでも笑ってた

いつでも優しく私を迎えてくれた







ママはなんの仕事をしてるの・・・?


ママがいつも私に勉強だ、ゲームだと持ってくるものはなに?


でもママは答えてくれない








あなたは知らなくていいと



それしか言ってくれなかった・・・
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