黒曜中学 文化祭
□君と僕の願いは同じ
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[休日の公園]
『見て見て、骸♪』
可愛い声が聞こえて骸は振り返る。
見れば名無しさんが仔犬を抱き上げて笑っている。
「クフフ♪可愛いですね・・。」
骸もニッコリつられた様に笑う。
・・・無論骸の可愛いは仔犬ではなく名無しさんに向けられている。
しかし名無しさんはそれには気付かず骸の言葉にまた微笑むと仔犬を抱いて骸に駈け寄る。
骸も仔犬好きなんだ♪
素直に骸の言葉にそう思った名無しさんは何か新しい事を発見したような気持ちになってしまう。
『抱っこする?♪』
名無しさんは仔犬を抱きしめながら骸に聞いた。
骸は名無しさんの顔を見ながら少し意地悪く笑う。
本当に君は・・・
「可愛いですね♪」
ヒョイ
『Σキャ!!;む、骸!///』
「クフフ♪可愛いと抱きしめたくなりますもんね♪」
骸は仔犬を抱きしめたままの名無しさんを抱き上げてニッコリ笑う。
骸・・;///
公園のど真ん中なんだけどっ!!///
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