Fuji Rock Festival
□FRF'10 day 2
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フランジングサン
すごい。音圧が半端ない。外なのに軽く耳が痛くなってくるほど。
最新作「NO ALBUM無題」は後期ブッチャーズ作品群の中でも抜群の出来だと思っているのだが、この曲は2本のギターワークが圧巻の最高なミドルチューン。ライブでもあのミドルな疾走感がまさにくらくらと揺れ照りつける日差しが暑いホワイトステージで再現されていていきなり泣きそうになっている自分がいたりして。
ああそうか、別にひさ子ちゃんはお飾りで入っているわけではないんだ。必然性の加入だったんだ。
フジロックでの「フランジングサン」のあの瞬間を耳にするまで僕は負の感情を捨てきれていなかったそれだけだ。サンカクを捨てたブッチャーズをやっと受け入れることができた。まさにパラダイムシフト。
一曲目が終わってすごい歓声。ブッチャーズのライブじゃないみたいだ。