2011年


□FOALS
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遅く着いたので会場内最後方PA横に位置どりしましていざ開演を待ちます。この時間にくるとコインロッカーもまったく空いていません。つーかブリッツって一回作りなおしたはずなのに本当観客の流れとか無視した設計になってるよね。もっかい作り直せよ。そんな悪態をつきたくなりますが黙って待ちます。

ほどなくして客電が落ちFOALSスタート!相変わらずヤニスちっちゃくてかわいい。髪型は一貫して変だけど。そしてドラムがこれまたイケメン過ぎる。必要以上に立ったり前に出てきたりとどうしようもないけどそこがまた乙女ゴコロをつかんじゃうんでしょうね。一曲目「Blue Blood」から。

うーん深い。実に深い。2nd「Total Life Foreve」僕はとんでもない名盤だと思ってるんですが、言ってもライブ向きじゃないんだろうな、と思ってました。でもそんなアルバムの一曲目を持ってきて観客を聴き入らせるとはなかなかの舞台巧者になってきましたね。

そして2曲目は「Olympic Airways」のテケテケテケテケギターが!うーんやっぱり1stの曲はタイトだね。客も乗り始めてきてます。僕も乗り始めてしまう。やっぱりこのバンドはぜったいアメリカンポストロックの影響大きいよなあ。ヘタしたらキンセラ兄弟がプロデュースしましたとか言われてもウソと思わないくらいイっちゃってるもん。そりゃあドラムもときどき不安定なリズムになるけどまあそれでいいよね。

「Total Life Forever」「Cassius」「Balloons」を続くあたりからもう怒涛のFOALS節に。若いのにこいつらいいなあ。音もう少し大きくてもいい気がしたけど、まあそこはハコのもんだいだろうからいいや。とにかくヤニスがアンプの上に乗ったり客席にダイブしたりと大暴れ。いいぞもっと暴れろ

そして圧巻は本編終盤の「Spanish Sahara」。この世界観はヤバイ。もはや引きの美学。ベテランのような包容感。ここまで表現できるようになると次のアルバムから迷走しちゃうじゃないかなあ…大丈夫かなあ…と心配になるほどの世界観。

ここからは1stおなじみのナンバーでアンコールまで突っ走る小僧どもの全力疾走ぷりにおじさんちょっと感動しかけるほど。HOLY FUCKの兄ちゃんも飛び入り参加してたまりませんでした!特に最後の「two steps, twice」がドラムが大暴れでめちゃくちゃ盛り上がったうっひゃー。

◆セットリスト◆
Blue Blood
Olympic Airways
Total Life Forever
Cassius
Balloons
Miami
Alabaster
Afterglow
2 Trees
Spanish Sahara
Red Socks Pugie
Electric Bloom
---enc---
The French Open
Hummer
Two Steps,Twice


ちなみに後日ネットで見たらヤニスがMCで「大阪は東京より盛り上がってるね」みたいなこと言ってたそうで。確かに盛り上がってるの一部だけだったもんなあ。そういうMCがあって大阪の人は嬉しいだろうなあ。もう僕はおじさんなので前にいって大声で盛り上がるとかはないんだけど東京の若いヤツラライブ環境恵まれてるんだからもう少しがんばれ。
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