脳内風景

□病的チョコレート
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今日は快晴。
素敵な青空。
んでもってテーブルの上には…
私の大好きなチョコレート!
これ、私の朝ご飯ね?板チョコ一枚。
ほら、毎朝トースト一枚っていう人いるじゃない?アレと同じ。

お昼はどうしようかなぁ。
冷蔵庫見ながら考える。
箱に入ったトリュフでしょ?生チョコ。ナッツチョコ。ミルクにホワイトにビターチョコ。個々に包装されたチョコの山、チョコレートのワッフルにクッキー、パンもあるなぁ(でもコレあんまり美味しくないのよね、チョコの味が目立たないの)。
そう言えばこの間友達に言われちゃった。

『アンタいつか病気になる…ってゆーか、すでに病気』

だぁって。
私、チョコレート病なんだって。
何よ?チョコレート病って。

「好きなんだからいいじゃない」

そんな事をぶつぶつ呟きながら、カシッと缶の蓋を開ける。溶けたチョコレートの入ってるヤツ。
昨日の夕食は濃厚なチョコレートアイスと、チョコソースにチョコクリームたっぷりのドーナツ…2つ、だったかな?
確かお昼はチョコキャンディーにチョコマシュマロと…あ、あとお餅!生チョコがいっぱい入ってるアレ!

うふふ。
こんな生活していると、そのうち私の体もチョコレートになっちゃうんじゃないかってつくづく思うわ。
いいわよねぇ、それ。とっても素敵ね。
香りがよくて、なめると甘い…そんでちょっと日に当てとくとドロって溶けて、ぐちゃぐちゃに形がなくなっちゃうの。
残るのは泥みたいな得体の知れない物体と、濃厚な甘い香り。

うふふ。
とっても素敵!



もう半分くらいになった板チョコを頬張りながら、私は窓辺に腰掛ける。

今日は快晴。
素敵な青空。
強い日差しが沢山部屋中に入り込んできて…


どうなったと思う?












私はチョコレートになっちゃったの!









凄いのよ?
見た目はいつもと変わらないんだけど、なめると甘くて…お日様に当たった部分の腕から、ジリジリ香りが漂ってくるの!
濃い、甘い、チョコレートの香り。

「最っっ高ぉっ!!!」


たまらなくなって、私は外へ飛び出した!


 
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