危険小説(裏)

□無題:DTO+リュータ×サイバー、強姦注意
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何でも良い。
トモダチを襲ってやるのに何かこじつけが欲しかった。
別にそんなのがなくったって簡単に手中に納められるのだけれど。
許される言い訳になるとでも思ったのかな?
どちらにしても相手を傷付けてしまうことと、嫌われることは分かっていた。



7限目。
「あ〜ぁどうすりゃ良いんだ…?」
屋上に吹く本日の晴天の様な青い髪をさらさらと風が撫でた。
ぽかぽかと暖かな陽気。
手すりに体重を預けて自分の腕に顔を埋め、サイバーは目を瞑った。
三階建ての校舎の屋上から見下ろしたグラウンドに散らばる人間は結構小さく見える。
出席率ほぼ100%の英語の授業をサイバーはサボっていた。
他の授業なら隣に金髪のノッポがいるのだが、英語の授業だけは絶対参加らしく、今回は一人。
実は彼から英語の授業はサボらないように言われていたのだが、意味が解らないので無視。
英語の教師もサボりやがったら云々…とかぬかしてたが、何と言ったんだか…。
サボったらどうなるとか覚えていたところで、今の気分が変わる訳でもないし、後々も大して怖くもない。
ただ一人になりたかったし、一人になるにはこのタイミングしかなかった。
胸のわだかまりを解消する方法を何とか考えるべく、唯一のタイミングかつこの場所。
しかし結局のところ。
「ねみぃ〜…寝よ…」
サイバーは屋上の真ん中に寝そべった。
床は硬いが今の眠気ではそんなことなど気にしてられない。
そうして数秒もたたないうちにサイバーは小さな寝息をたてた。
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