07/09の日記

22:49
川の反射(沖神)
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こちらに来て、初めて七夕と言うものを知った、まあ、当たり前のことなのだけれど
だって、私が居たのは他の星で、地球から見れば角度も違えば天気も違う
私から天の川と言われる星達は見えなかったし、私の星は殆ど曇りだ
だから初めて地球に来て、七夕の日の空を見上げた時の感動は忘れない
私が居たのは都会だったから、田舎に行けばもっと綺麗だと言われて驚いた
そして、空はこんなに綺麗なものなのかとそう、思った

「おい、チャイナ」
「………………」
「おい」
「………なにヨ」
「こんな夜中に何やってんでィ」
「夜中って…まだ8時ネ」
「ガキにはもう夜中だろ」
「…空を見てたのヨ」
「空…?ああ、今日は七夕だったなァ」
「…………綺麗ヨ」
「…そうだな」


川の反射
(…仕方ねェから、もう少し居ていいぜ)
(へ?)
(送ってやる)

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21:57
七夕で思うこと(雲花)
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ずっと、ずっと
少なくとも一年は恋い焦がれ、一年たってやっと会えるかと思ったら、雨や曇りじゃ、また一年なんて
どう考えてもおかしいでしょ、非常識でしょ
やっと、やっと会えるとそう思っても、何かちょっとしたことが起こればおじゃんなんて
そんなの、織り姫と彦星のこの一年間の時間は、想いはどうなるのよ

「そんなの私は絶対にいや!」
「………いきなり部屋に入ってきたと思ったらいきなり何?」
「七夕のことよ」
「…七夕?ああ、そういえば今日だったね」
「おかしいでしょ、あれ。みんなはロマンチックとかなんとか言ってるけど、どこがよ、聞く度にイライラするわ」
「……そう」
「そうよ」
「………………」
「…………で、なんでここに来たの」
「なんでって…委員長だったら共感してくれると思ったから」

…………君、僕のこと勘違いしてない?


七夕で思うこと
(君はもう少し理論的に考えりるのをやめてみれば)
(え、なんで?)

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10:16
ロマンチックなんて(修弓)
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一年間、一年間だよ?
たった一日、相手に会える日を夢みてずーっと仕事
それまでは会いたくても会えなくて、相手に会うために仕事をする
その一年に一度を夢みて、心に抱いて
会ったら、今までの事を、心に積もっていたことを相手に言う
その一日を目一杯、楽しんで、愛し合って
そしてまた、離れていく
それでも二人共、愛は薄れなくて、それどころか濃くなって
なんてロマンチックなこと何だろう

「ねぇ、そう思わないかい?檜佐木副隊長」

いきなり部屋に入ってきて、いきなりなんだとコイツに問うのは、やはり意味はないのだろうか

「まあ…そうだな」
「なんだい、その気のない返事は」

実際、お前に呆れてるんだよ

「…気にするな」
「ふーん?…ま、いいや。それにしても七夕の話はロマンチックだよねぇ」
「そうだな」
「たった一日のために二人共…」
「………………」
「………………」
「……で?」
「は?」
「何でお前はここに来たんだよ」
「ああ、そのこと」
「………………」
「いやね、この話を聞いてロマンチックとは思ったけど…」
「思ったけど…?」
「自分がその立場になるのは嫌だなって思って」
「………?」
「もう、わからない

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