bleach

□空に向かう視線
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綺麗な快晴、雲一つない空、綺麗な青を私達に見せて、まるで主張するような空を見て、私の頭に浮かぶの何故かあんたなのよね

私と話してる時、歩いてる時、ふとした瞬間にギンは空を仰ぐ事があった
どうかしたのかと問えば、何でもないとお約束のように返ってきたので、私は何時もそれ以上は聞かなかった

「…あんたはあの時、何を見てたの?」

その視線の先にあるそのままの空?
藍染達との未来?
それとももっと先の事?
あの時、聞いておけば良かった
良く居なくなる事はあった、それでも、本当に居なくなる事はなかったから、大丈夫だと、勝手に決めつけてた
絶対なんてないのに、なんで

「……気にしたって、しょうがないわよね」

わからないなら、次に会った時に聞けばいい
敵になったけれど、幼なじみだってことは変わるわけじゃないんだから
空に向かう視線
(待ってなさいよ、ギン)
(居なくなったこと、後悔させてやるから)


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