■死別

□風化
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今まで触れなかった

当時の光景が悲惨すぎて

思い出させてしまうことが怖く

事実から目を背けようとしていた

その時から始まっていたことが

もう数年の月日が流れていた

しかし再会しなければ

自分が存在できないように思えた

今は亡きアイツへ再会するために


■解説
従兄弟が亡くなってから、御墓の場所を聞けずにいた。
墓前に手を合したいと思う反面、叔父に話をしてもらうと、当時の光景が蘇り、フラッシュバックさせることの恐怖というものがあった。
そしてつい最近、やっとそういう話を叔父に聞くことができた。
亡くなってからの数年のことや、今の心情など、叔父も私も過去の現実を落ち着いて話ができるようになれた。
しかし、叔母、従兄弟の兄、親戚では、まだ少し引きずっているようで、少しずつ、目を向けていけるように行動できはじめた今日この頃である。

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