■死別
□蜉蝣
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生き方に迷い
逝くことだけを考えて
日常を繰り返す自分に
嫌気が差す
理想と現実があまりにもかけ離れ
周りからとり残され
闇の訪れと共に
傷口が開く
この世界に楽しさを見出せなくて
帰りたい
戻りたい
今の存在は自分ではないと感じて
■解説
2006年に大学を卒業して、仕事をはじめてから、自分の存在の理由について考えるようになった。
周りは新しい方向へ進んでいる中、自分だけがとり残された感じで、鬱と拒食、夜になると不安定になって堕ちていた。
今生きることに迷い、楽しいことも無く、過去に戻りたいと本気で思っていた。
自殺の2文字がちらついていたのもその頃であって、従兄弟が亡くなった時の気持ちが、理解できたような感じがした。
タイトルの蜉蝣は、ヴィジュアル系バンドの名前からつけたもので、その頃によく聴いており、蜉蝣を聴くとその頃の自分の心境が蘇ってくる。
自殺願望は今は無い。
しかし、自殺された側、自殺したい側、両方の気持ちをこの頃は実感し、そこに潜む物が何であるかが見えてきた頃でもあった。