♪神龍学園♪
□4話
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「俺ら何組だっけ?」
「A組だよ!」
「つか外部生と神龍学園の1〜30番が一緒らしぜ?」
由希達は教室を目指して歩いていた。
『うわ〜何だあれ!』
『可愛い!』
『後ろの2人もカッコイい!』
しかし由希は勿論、直樹や湊や彼方も何かと目立っていたので歩くだけで周りにギャラリーが出来ていた。
「何か人が多いな…外部生って珍しいのか?」
由希は集まったギャラリーを見て呟いた。
「目立ってるんだよ〜!由希は可愛いし直樹や湊はカッコイいもんね〜!」
そう言って彼方は由希に抱きついた。
「俺は可愛くない!!むしろ彼方だろ?」
「イヤだなぁ〜中学の時僕よりラブレター貰ってたくせに♪しかも♪男から♪♪」
「……言うな」
そうこうしている間に今日に着いたメンバーは座席確認をして、各々の席についた。
「あ!由希の後ろだぁ!」
「そりゃ、浅倉と東だからな」
「湊君は由希の隣で直樹君は…」
彼方は教室を見渡して直樹を探した。
「あ!」
彼方は自分の席より結構離れた場所に直樹を発見した。