♪black blood♪
□友に捧ぐ旋律
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【berryNo.3麗を抹殺せよ】
俺や炎は予想通りの最悪な事態に眉間にシワを寄せるしかない
そしてそんな俺達の横ではその手紙を見た桜がわなわなと震えていた
「…何でですか…何で!何で麗さんを殺すんですかっ?!仲間なのに!!!」
「書いてあるだろ。…謀反だ。麗は仲間を大量に殺したんだ」
炎は静かに桜に告げた
桜はグッと言葉を詰める
そして、俺の方を見て祈るような顔で小さく呟いた
「こんな命令…凛さんは聞かない…ですよね?」
桜はきっと俺の答えがわかってる
頭がいいから…
「殺すよ。命令だからな」
俺がこういう答えを出すってきっと桜は知ってる
そして炎も
「凛、お前はそれでいいんだな?」
「……それ以外にないだろ」