♪black blood♪

□berry
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走る男


後ろから短剣を持った少年が追いかけてくる





後ろから聞こえる足音はだんだん聞こえなくなってきた




「ハァハァハァッ…!逃げ切れたか…?!」
「何から?」




「……っ!!!」



声と共に首筋に銀色の物体がヒタリと当てられた



「残念でした☆」




「っチクショォォォォォオォ!!!!!!!」


ブシュゥゥ…ッ



ドサッ……



少年は男の体が冷たくなるのを確認してから、右手に短剣を持ったまま左手でポケットから携帯を取り出して電話をかけた


ピッピッ

「任務完了ー。死体の処理よろしく」

ブッ



少年は携帯を無造作にポケットに突っ込んで、目の前にある死体の服の血がついていない部分で短剣についた血を拭った


少年は短剣を鞘に収めてその場を立ち去った



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