次元を越えた交流戦

□フリーvs陰獣 蟹
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ここは、ヨークシンシティの外れ…




この街外れにいると、
ヨークシンから漏れたネオンが光り輝き
賑やかな雰囲気を運んでくる。

一方、反対の方角からは、
闇に包まれ明るさを吸い上げて行くような冷たい空気が流れていた。



そんな中、
闇の奥から
にじみ出るように現れた二人




彼…フリーである。
そして、その隣には黒蝶が。





フリー:「よっしゃ!!


今日は美味しいレストランでたらふく喰うで!!」




黒蝶:「少なくとも、
任務をこなしてからにして下さい。」




フリー:「そんな堅いこと言わんと!!」



黒蝶:「ダメです。
断固として!!」



そう、この二人は別に飯を喰いに来たわけではない。




彼らは、世界反政府鎮圧特別部隊という、


いうなれば
『世界の悪党ども』
を退治する部隊に所属している。


で、今回この地にやってきた理由は…




討伐。





フリー:「死んだら旨いもん喰えなくなるやん!?

その前に喰っときたいんよ!?」



黒蝶:「人が汗水垂らして働いて稼いだお金で!?」



フリー:「だって黒蝶はんは戦わないんでしょ!?
死ぬ危険性ないやん!!」



黒蝶:「そりゃぁ、情報処理部隊ですから。」



フリー:「だったら俺の気持ちわかってぇな!!」



黒蝶:「私が今回特別にあなたについてるのは、
任務をちゃんとこなすか見届けるためです。

最近あなたサボリまくってますからね。

そんな人に
おまんまは食べさせられません。



これは警告ですよ!?」



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