アンケコメ&リク小説

□犯人は…(上編)
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最近、俺の身の周りで変な事ばかりが続いている…






『犯人は…』






仕事から疲れて帰って来た土方は、自室に入るなり何らかの違和感を感じ、部屋を見渡した。

「……。」

出かける前、綺麗に片付けておいた書類。その上に何も無かった筈のペンが置いてある。

「あれ…確かこれ、行く前に引き出しの中に入れといた筈だが…」

気のせいかと机の引出しを開け中にしまう。ふて、感じる視線。部屋のあちこちから伝わってくる。

「だ、誰だ!?」

怒鳴る土方だが、これといった音も聞こえずやはり気のせいかと、汗を流す為、風呂に入る事にした。

脱衣所で服を脱いでいても感じる視線に、苛立ちながらも浴室に入り、汗を流した。


なんなんだよ…この感じ…。もしかして、幽霊なのか?いやいや、そんな馬鹿な事ある訳ねぇ!


一人浴槽で身震いし、辺りを見回すが、これと言った物も無い。
そこへ、仕事を終えた総悟が風呂に入りに来た。

「なんでぃ、居たんですかぃ。折角一番風呂かと思ったのに。」

「なんだ、その口の聞き方は!?」

総悟が現れ、少しホッとする土方だが、やはり何か落ち着かない。
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