rainbow小説
□呼び方
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「キムタクって呼ばれるの嫌い?」
中居がオレに聞いてきた
はっきり言えばイヤだけど…
俺はクールに答えてみた
「別に」
すると中居が
「無理するな
顔にでてるよ
長いつきあいだからわかるよ」
やべぇ、ばれてたんだ
すると中居は
「ところでさぁ〜、彼女には何て呼ばれてるの?」
ときいてきた
「そんなのいねぇよ
おまえこそ、元カノに『まぁちゃん』なんて呼ばれてただろ?」
仕返しに言ってやると、予想通りに中居は顔を真っ赤にしていた
「何で知ってるの?
ちげーよ」
そのあとも中居はブツブツ言ってた
俺たちって高校生のときからずっとこんな関係だ
近過ぎもせず、でも友情みたいなものはある