献上小説置き場

□楽しい楽しい文化祭
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「ちょっ…ザンザス!!」
 
ザンザスは暴れるツナを衣装部屋まで連れて行き、鍵をかける。
そして重なった布の上に優しくツナを下ろした。
自分もしゃがみ込み、その兄の姿を堪能する。
 
「綱吉……可愛い」
 
「なっ…女装を褒められても嬉しくないっ!ってかみんなの所に戻らないと…」
 
「こんな格好、他の奴に見せてんじゃねーよ」
 
「いや、もう沢山の人にこの醜態を晒してきたばかりだけどっ」
 
醜態だなんて思っているのは本人だけである。
 
「ザンザスっ、ほら戻ろ!」
 
「こんなに可愛いおまえに何もせずに?」
 
「なっ…何する気?!俺達兄弟だよ?!」
 
「その弟に毎晩喘がされてるおまえは何だ?」
 
「っっ!!」
 
実はこの双子、血が繋がっていながら数ヶ月前から肉体関係にある。
きっかけは弟であるザンザスからの告白だった。
半ば無理矢理だが身体を重ね、そのまま兄であるツナが流されてしまったのだ。
 
 
「嫌だったら抵抗しろ」
 
そう言ってザンザスはドレスの裾を持ち上げる。
下には短パンを履いていた。
 
「……何でこんなん履いてんだ」
 
そして下着ごと短パンを脱がす。
 
「ちょっ…ザンザス!!」
 
抵抗したいのに、しきれない。
まぁ、この弟に力で勝てるとも思えないが。
 
ザンザスは露わになったツナのペニスに下を這わせた。
 
「ヤっ…衣装汚れちゃう!!」
 
「じゃあ自分で持ち上げてろ」
 
「へ?!」
 
だがザンザスの愛撫は続き、先走りの液がつたう。
ツナは仕方なく、恥ずかしさを堪えてドレスの端を持ち上げた。
そんな格好も堪らなく扇情的だ。
 
ツナのペニスはふるふると震え、快感に悦んでいた。
 
「相変わらず、兄さんのココは正直だな」
 
「っ……」
 
出た。
彼がこんな行為の時にたまに使う言葉。
この時だけはツナを「兄さん」と呼ぶ。
それによって、兄弟でこんな行為をしているという事が実感され、さらに恥ずかしさが増してしまうのだ。
 
「ふゥっ……ザンザスっ…せめてドレス脱がせて……」
 
これじゃあまるで変態だ。
それならいっそ裸の方がマシである。
 
だが、弟はそんなに甘くはなかった。
 
「何言ってやがる。こんな機会滅多にねーんだ、このままヤるぞ」
 
「えっ……」
 
さーっとツナの顔が青くなる。
女装をして喘いでいる自分の姿なんて想像したくもないが、今現状そんな状態なのだ。
 
「ドレスの中でこんなモノ勃たせて……淫乱だな、兄さんは」
 
「そんな事……アァッ!!」
 
先端を舌でグリグリ押され、全身の力が抜ける。
もはやツナの身体は弟によって開発されていた。
 
 
 
「鍵もかけたし、時間はたっぷりある。最高の文化祭にしような、兄さん」
 
 
「そっ…そんなぁ〜〜っ!!」
 
 
その後、2人がみんなの前に現れたのはもう文化祭が終わる頃だったそうな。
 
 
そしてその間、シンデレラと王子という設定でプレイが行われていた事は、本人達しか知らない……。
 
 
 
 
 
 
→後書き
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