献上小説置き場

□幸せな寝坊
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眠ろうとすると、そっとドアを開ける音がした。
何事かと思い起き上がろうとして……起き上がれなかった。
身体に何かがのしかかったからだ。
 
月明かりで光る金髪。
それを見て気が抜けた。
 
 
「……何やってんだテメェ」
 
「あ、やっぱバレた?」
 
顔を近づけてニ〜ッと笑うのは、見慣れた同居人。
 
「早くどけ」
 
「嫌だっつったら?」
 
「果たす」
 
「ん〜…どっちかっていうと王子が隼人を果たしたいなぁ〜なんて」
 
「はぁ?」
 
何を…と言おうとしたところで、キスをされる。
これは、たまにだがよくある事。
 
だが、次のベルの行動にはさすがの獄寺も焦った。
 
「ちょっ…おま、どこ触ってんだよ?!」
 
「え、だって隼人明日遅いって言うから…」
 
「だから何だ!!」
 
「ヤろうかと思って」
 
「………………はぁ??!!」
 
ヤるってのはつまりアレか、その……
 
混乱している獄寺をよそに、ベルは布団をはぎ手際よく服を脱がしにかかる。
そしていつの間にか獄寺は下着1枚にされていた。
 
「おまえ、まさか……」
 
「うん、いいよね?隼人」
 
「いいわけ……ひっ」
 
ベルは晒された獄寺の2つの胸の飾りへと舌を這わす。
優しくコロコロと転がせば、面白いようにビクビクと反応した。
 
「もっ……冗談はやめ…」
 
「冗談?まさか。王子超マジなんだけど。今日は久々に仕事もないし、隼人は明日午後からだし」
 
「だからって……って、ちょっと待った!!」
 
慌てる獄寺のパンツは、呆気なく取り払われた。
そしてベルの手が彼の中心に触れる。
 
「っっ〜〜〜………」
 
もっと乱暴なのかと思ったら、さっきから意外と優しく触れてくる。
大事な所を握られてしまっているのもあるが、その優しさにもう抵抗出来なかった。
 
 
「ふぅっ……」
 
裏筋をつつ〜っと舐められ、思わず声が漏れる。
口を押さえようとした手は、まとめて縛られベッドの柵にくくりつけられてしまった。
 
「おまっ…」
 
「ちょっと1回イっとく?」
 
「はぁ?!何で………うっ…く……ぁああぁああ――――っっ!!!!」
 
先端への強い衝撃で、獄寺は思いきり精を吐き出した。
 
 
 
 
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