記念品小説

□学パロ
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1ヶ月後。
 
ツナはだいぶ並盛中に慣れてきた。
 
ただ困った事が1つ……いや複数あった。
 
 
 
まずは、骸があの後約束を破りましたねと迫ってくる事。
 
「クフフ…綱吉君、今日という今日は個人レッスンを受けてもらいますよ」
 
「嫌ですっ。みんな行ったら駄目だって言うんでっ」
 
最近、より変態を隠さなくなり、よりしつこく追いかけてくる。
 
 
 
それから獄寺の事。
 
「おはようございます10代目!!」
 
「お…おはよう、獄寺君」
 
「おっはよ〜隼人」
 
「ゲッ、ベル」
 
「綱吉〜、あんまり王子のお姫様取らないでよ〜?」
 
「誰が姫だ!!」
 
まぁ、こちらに被害がなければいいけれど。
 
 
 
そして山本。
 
あれからもすごく親切に仲良くしてくれる……のだが。
 
「よ、ツナ」
 
「山本」
 
「ちょうど良かった、ちょっと匿ってくんね?」
 
「どうかしたの?」
 
「それがさぁ、コレ」
 
「首…?あ、ちょっと紅くなってるね」
 
「昨日の晩に蚊に刺されてさ〜。んで朝スクアーロに会ったんだ」
 
ちなみに、彼の呼び捨てを許されているのは山本だけである。
 
「そんで?」
 
「コレ見た瞬間、誰だ?!誰にやられた?!って言うんだよ」
 
「誰…?」
 
「んな蚊の1匹や2匹、覚えてねぇしもう逃げてるし…だからわからねぇって言ったらしつこく迫ってきてさぁ」
 
「へぇ〜…不思議」
 
「だろ?……っと、来た!!んじゃ、適当にごまかしといてくれなっ」
 
「う、うん…」
 
「う"お"お"お"い、沢田綱吉ぃ!!」
 
「はいぃっ」
 
「武を知らねぇかぁ?!」
 
「い…いえ…」
 
「……………ゲロッちまった方が身の為だぞぉ?」
 
「ひぃっ……」
 
相変わらず怖い。
 
が、いつもここで…
 
 
――ドゴォ!!
 
 
ほら来た。
 
「何綱吉虐めてやがる、カスが」
 
「テメェ何す……ゲッ、ザンザス…」
 
「かっ消す」
 
「ちょっとストップ!!ザンザス先生、あっち行こ?」
 
 
「………………あぁ」
 
ザンザス先生はすごく優しい。
今みたいに助けてくれるし、勉強もわかりやすく教えてくれるし。
 
ただ……
 
「ザンザス先生…廊下のど真ん中で抱きしめられるのはちょっと……」
 
かなりスキンシップが激しい先生だった。
 
 
 
 
とにかくも、沢田綱吉、これからもここ並盛中で頑張ります!!
 
 
 
 
 
 
 
 
――――――――――――――――
お…終わりです、一応ι
ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございます!!
感想なんぞをコメントして下さったら踊り狂う程喜びます。
改めまして、拍手本当にありがとうございます!!
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