記念品小説

□豆まき騒動バカップル集合!!
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「豆まき、やるぞ」
 
 
突然の家庭教師の宣言で、異様な豆まきが始まるのだった。
 
 
 
 
 
今日は節分。
立春の前日の事であり冬と春の境目でもあるが、今ではそれよりも豆まきという行事が一般的になっている。
 
行事ごとには敏感…というかそう称して遊ぶリボーンは、やはり今回も無理難題を押し付けてきた。
 
 
 
“みんなで豆まき”
 
 
これだけでは平和なものに聞こえるし実際ただ豆まきをするだけなのだが、なにぶんメンバーに大問題がある。
 
場所は何故か並盛中の校庭。
ここに呼ばれただけで、あの人がいることは容易に予想がついた。
 
 
 
ツナは集まったメンバーにため息をつく。
どうか平和に終わりますように……と叶うはずもない事を祈ってみたりした。
 
 
 
 
「10代目っ、俺沢山豆を持ってきたんで、今までのストレスをこれで発散して下さい!!」
 
豆まきを微妙に勘違いしている自称右腕の獄寺隼人。
 
 
「これってバットで打てっかな?」
 
どこまでも野球一筋な天然少年の山本武。
 
 
「ねぇ、落ちた豆は全て拾ってから帰ってよ」
 
どこまでも学校大好きな風紀委員長の雲雀恭弥。
 
 
「ランボさんも豆いっぱい食べるもんね〜〜!!」
 
ウザイマフィアランキング1位というだけあって本当にウザイ5歳児のランボ。
 
 
「極限に豆まきだ――っ!!」
 
常に何事にも全力なボクシングバカの笹川了平。
 
 
 
 
 
「ちょっとリボーン!!このメンバーで豆まき?!」
 
「そうだぞ」
 
何か問題あるか?とでもいうような赤ん坊の表情に、ツナは全てを諦めた。
もうなるようになれと、いつものように匙(さじ)を投げるのだった。
 
 
 
だがツナはまだ知らない。
参加メンバーがこれだけではない事を……
 
 
 
 
 
 
 
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