ペンと紙のくずかご
だれも知らない
夜がある

だれも知らない
朝がある

だれも知らない
路地裏の

だれも知らない
森をみる

だれも知らない
木漏れ日の陰

だれも知らない
俺がいる

雨晒しのままの廃ビル

仙台駅構内に忘れられた傘

すり減った靴底が奏でるメロディ

錆びた街角の粗末なストーリー

そんなリアルの足音を書き写す


自分なりの解釈

価値観という名の仮定を

証明化する過程で

稼いだ金や糧は

俺にとって一体

どれほどの意味があるのだろうか


空気を吸って吐く

長い時間のたった一瞬

この瞬間の循環を続けながら

世界は廻るメリーゴーランド

一秒前が終わっては過去へ


人生は確かになにかを

緩やかに失いながら

それでも少しづつ埋めてく

空白だらけのスケッチブック


いまだ埋まらず

路上にペンと紙

ただ書き綴る日々
 
 
 
 
丁装本
 
血脈
 
詩人の部屋
 
思想

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   


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