地球侵略者

□幸せ
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「先輩。聞いてるかぁ?」
「あぁ、聞いている。新しい侵略兵器の話だろう?」
「何時間前だよ、その話…」
ラボでクルルとギロロが二人、話をしていた。
いや、クルルが一方的に話をし続けていたいただけなのだが、まぁ話をしていたのだ。
で、先程の会話だ。

「先輩さぁ、俺の事とかどうでもいいわけ?ずっと上の空じゃねぇか。」
「むぅ…そういうわけではないのだが、その、なんと…いうか、」
「何だよ。」
「おまえが近くにいすぎて、話を聞ける余裕がないんだ。」
そういったギロロの顔は赤く、抱きしめたくなるくらい可愛かった。
だから、抱きしめた。ぎゅっと、逃がさないように。
「クルル!?」
じたばたと暴れてにげようとするギロロを押さえ込め、耳元で低く名を呼ぶ。
そうするとギロロの抵抗は弱くなる。
それはいままでの経験でわかったこと。
「先輩、愛してるぜぇ」
抱きしめながら告げる心からの言葉。
真っ赤になっているギロロに向ける、嘘のない真実。

「…っ、オレも、」
返って来た言葉に笑みが零れる。
さらに腕に力をこめ、愛しい恋人を抱き寄せる。


幸せな日々


********

真っ赤な君に、言葉を送ろう。口下手な君だから、きっと答えはのぞめないだろうけど。



とかいう駄文。
死んでくれとかは無しの方向でお願いします。


2008122

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