電波世界へplug in!!
□花の命は短い
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花の命は短いんだ。
だから、花が一番輝いているときに見に行くのは礼儀ってものじゃないかね?
そう思うだろう、熱斗。
「花見〜!?」
熱斗が私に向かい叫び声をあげる。熱斗はいちいち声を荒げすぎるのが問題だ。
・・だが、そこも可愛いと思ってしまうのは惚れた弱みというやつか。
「そうだ。二人で見に行こう」
「桜かぁ・・まぁ確かに、今の時期だよな。」
まだ返事をもらっていないが先程の答えを了承と受け取ると、すぐに約束を取り付ける。
「決まりですね。明日の朝に迎えに来るので楽しみに待っていなさい。」
「え、明日?急だな・・」
かなり一方的だが、無理矢理にでも約束すると熱斗は真面目で優しいから約束は必ず守ってくれる。
「それでは、また明日に・・・」
インターネットのワープホールに乗るって移動する。
次に目指すのは、日本のネットワークの中心である科学省
「明日が楽しみだ・・」