ゲームレビュー

□XBOX360
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☆オブリビオン4

→ARPG?もしかしたらFPSと分類した方が賢明なのかもしれない。良くも悪くも兎に角人を選ぶゲーム。1人で遊ぶオンラインゲームの様な形。ゲーム内では何をしても構わないので、決められた目標を目指すのが好きな人には向かないだろうと思う。管理人は楽しかったが。ただ、酔った。


☆ロスト・オデッセイ

→RPG
自分が何者なのか、どうして死なないのか全く分からないまま生きている主人公。
不死の主人公が、自身についての謎に迫っていく、というストーリー。
…言いたい事(主に文句)が沢山あるので、長くなります。

制作指揮が坂口博信。
音楽が植松伸夫。
キャラクターデザインが井上雄彦。
といった豪華な顔触れ。
一体どんなゲームが出来上がるのかとワクワクしていた発売前が懐かしい…。
自分的には物凄い駄目だった。

折角の漫画家、井上雄彦のキャラデザ。
3Dになって、キモい。
キモ過ぎる。
そしてそれが不自然過ぎて怖い。
キャラデザだけ頼んであとはFF状態にすればまだましなのに、何故、そのまま立体的にした?
折角の井上雄彦が無駄に…。

そして、このご時世、声が入っているのは1000歩譲って流そう。
プロらしく巧いか、或いは普通に聞けるのならば。

声優人。
何だ、あれは。
主人公、豊川悦司だったと思うが下手くそ。
初っぱなから引いた。
慌てて英語へ切り替えるが、…やっぱり英語も下手くそ。
しかも、駄目だった時の選択肢、OFFがない!
なんだこれ…と、この時点でやる気を大きく削がれる。
途中、救いはないものかと新キャラ投入の度に日本語、英語、交互に切り替えてみる。
が、大変だ。
巧い奴がいない。

名前はネタバレになるので控えるが、特に日本語の子供。
なんだあれは。
酷いにも程がある。
あんな酷いもので金をとって良いのか?
ふざけるな。
寧ろお前らが此方に支払うべきだ。
唯一、まだ良かったのが日本語王子。
多分、ドラゴンボールのベジータの人だと思う…けど、声優は分からないので自身はない。

まあ、兎に角やる気を端々で削がれながら、一応、ちょっとずつ進めて行くと、ある事に気付く。
ロードが長い。
ちょっと画面切り替える度にロード。またロード。
FF9と張るか、下手したらそれ以上のロード地獄。
そしてムービー地獄。
ムービーが悪とは言わないが、幾らなんでも多いように思う。
というか、元々あれだけ綺麗な画面なのだから、ムービー要らなくないか?
なんでもかんでも直ぐにムービーを最近のゲームは入れるけれど、ゲームに対するムービーの必要性が私には未だによく分からない。例え、好きなゲームであっても。
ムービーの合間にゲームしてるような。
だったら映画作れよ、と。
で、肝心のストーリー。
分かりやすく、嫌いではないが、ロードとムービーのせいなのかテンポが悪いように思う。
間延びしてるというか、中弛みしてるというか。
もっとポンポン進めていいだろう、と。
そうすればディスク4枚も要らないだろうが。

まあ、そんな感じでゲーム自体の良い所が私には最後まで全く分からないままだった。
が、唯一と言って良い。
一つだけ気に入った点がある。
時折手に入る、主人公達の過去の記憶。
幾つもあり、短い物語になっていて文字を読み進めるだけなのだが、これは秀逸。
それぞれが粒揃いで面白い。
もう、寧ろこれだけで良い。
あとは蛇足。
というか、ハッキリ言って邪魔。

膨大な制作費、時間、労力、際立った才能。
これだけ生かしきれてないのはある意味凄い。
ブルードラゴン(一応プレイした)もそうだったが、あれだけ前評判作っておきながら、なんだこれと言いたくなるゲームが最近、本当に多い。
ファミコンの時代もクソゲーは今の比にならないくらい本当に多かったが、ネタでもなんでも“ゲームで遊ぶ”ということは出来ていたように思う。
もう、そういった時代ではないのだろうか。

そしてこんなんか、FPSしかないXBOX360…。
個人的に別に嫌いじゃないけれど、これからも売れないだろうな…。


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