映画レビュー

□音楽物
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☆海の上のピアニスト

→切なくファンタジックな映画。
見ると必ず泣いてしまう。でも大好き。
生まれてから一度も船から降りた事のないピアニストの人生を追って行く。
ピアニスト、とタイトルに付いているようにピアノを弾くシーンが多々出てくる。
でも、クラシックではなくジャズチック。
私はジャズに詳しくないので言及出来ないが、兎に角、格好良い!
音も映像もキラキラしていて。
船の上で生まれ、船の上でしか生きられなかった主人公の光と影の対比が悲しく、美しい。
絶対1人で見ていただきたい!


★戦場のピアニスト

→第二次世界大戦下、ポーランド。
ワルシャワに侵攻したナチスから逃れるために廃墟の中で生き抜いた実在のピアニスト、シュピルマンの手記?を映画化したもの。
私は実際の戦争など知らないし、歴史の授業や祖母の話を聞いた位の知識しかない。
それでも直視したくない位残酷で理不尽だ。
鬱になる程悲しい物語。
胸が苦しくなる。
思い出して顔が歪む。

作品中、ショパンの曲が幾つも出てくる。
ショパン自身はポーランドに生まれたが、望郷の念を抱きながら世相により死ぬまで帰る事が出来なかった。
主人公自身もポーランド生まれ。
自身が生まれ、育った国にいながら世相により追われる。
他国の蹂躙、侵攻により人生を狂わされた音楽家として重なる。
物語の重要シーン、極限の中バラード一番を弾く主人公を思うと胸が潰れる。
出来れば、音楽に興味が全くなくとも1人でも沢山の人に見ていただきたい。

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