CP小説

□水と油
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「じゃあ大人しく見ろよ!」

「大人しく見てただろ?」

「はぁ?エリックの言う大人しくって、こうやって手を絡ませたり、俺の膝に頭を乗せたり、後ろから羽交い絞めにする事を言ってんのか?!」

「羽交い締めじゃなくて抱き締めてんだよ!」

「そんなのどっちでもいい!とにかくテレビが見たいなら俺から3メートルは離れろ!」

「3メートルも離れたら見れないじゃん…部屋の外に出ちゃうし…」

「じゃあ、見るな!」

ヘソンヒョンはそう言ってリビングからエリヒョンを蹴り出し乱暴に扉を閉めた。


「馬鹿だね〜エリヒョン」

「なんで?俺じゃなくてヘソンが馬鹿なんだろ?」

「いや、エリヒョンが悪い」

「冷たいなぁ〜エンディは…」

そう言って自分の部屋に戻るエリヒョンの背中は楽しそうに見える。


「ヘソンヒョン…」

「お?!エンディか!こっちおいで」

ヘソンヒョンは座っているソファーをポンポン叩き、俺を座らせた。

「エリヒョン、ちょっと可哀想だったよ」

「そんなことない。血を見なかっただけ有難いと思え!」

「でもミヌヒョンもワニヒョンも悩んでるよ。解散になったらどうしようって…」
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